ようこそ、いらっしゃいませ! こちらは SPUS 有用安全考房のホームページです。SPUS は Study and Practice of Useful
Safety の頭文字を並べた任意団体の名称で、エスパスと呼んでください。
ホームページではSPUS 有用安全考房が取り組む機械安全のうち、中小企業向けの考え方や進め方を紹介していますので、ご希望やご質問がありましたら
コンタクト からお問い合わせください。
挨拶
有用安全 (Useful Safety) とは、安全論理や国際規格にとどまらず、企画から稼動までの段階において、現場で得られた教訓や経験を活かして、安全性・生産性・経済性を高いレベルで実現する実践的な安全技術です。「ISO 12100 機械類の安全性-設計の一般原則-リスクアセスメント及びリスクリダクション」が適用される産業用の機械装置が対象です。
SPUSは Study and Practice of Useful Safety の略称で、Study and Practice は考えて実践すること、 いわゆる「知行合一」を表します。リスクアセスメントとリスクリダクションは、過去の経験に基づく「暗黙知」であることが多く、頭で考えるだけ、あるいは、情報を集めるだけでは、皆が望む安全性を実現できません。実際に機械を見たり、聞いたり、嗅いだり、触れたり、操作したりすることで得られる経験や教訓を活かし、肌で感じる提案や判断を大切にしています。もちろん、機械装置を設計するために必要な要求書・仕様書・設計図などの「形式知」を対象にして、技術的な検討や確認を行います。
機械は人が使うものですから、人々が使いやすいと感じられる機械にするためには、使う人の心と体に記憶されている経験や教訓を活かすことが必要です。それを実践しながら、工法設計技術、制御設計技術、作業設計技術を適用して、安全性・生産性・経済性のバランスが良い機械を生み出します。使う人と作る人の双方が安心を享受できる環境を作り上げることは、SPUS 有用安全考房だからこそ成し遂げられると考えています。
いろいろな事例を通じて多くの教訓と経験を蓄積しつつ、それらを機械安全に携わっている方々に向けて発信していきます。私たちは、皆が安心できる社会づくりに向けて、現場の知恵と経験を発信し続けます。微力ながら、その一助になることを願っています。
2024年6月1日
SPUS 有用安全考房
主房 保科修一
役務
SPUS 有用安全考房は、実感研修と実践診断の役務を提供するとともに、好事例には実例標章を発行します。また、機械安全を適切に運用している事業者に対し、しながわセーフティのラベルを発行します。中小企業向けの役務であるため、役務提供の目的を社会貢献としています。
実感研修
SPUS 有用安全考房が力を入れている事業の一つ目は、現実に近い状況でリスクアセスメントとリスクリダクションを体験する実感研修「Actual Feel STUDY」です。
実践診断
SPUS 有用安全考房が力を入れている事業の二つ目は、独自の手法により機械装置の妥当性 (REASONABILITY) を診断する実践診断「PRACTICE Diagnosis」です。
実例標章
SPUS 有用安全考房は、機械装置が有用安全 (Useful Safety) の要求を達成したと判定する場合に、好事例の見える化 (Visualizing EXEMPLAR) のため、当該の機械装置に対する実例標章 (PARADIGM Mark) を発行します。
しながわセーフティ
SPUS 有用安全考房は、適切なリスクプラクティスが認められる事業者に対し、しながわセーフティ (SHINAGAWA Safety) のロゴネームを印字した実例標章 (PARADIGM Mark) 用の認定ラベルを発行します。
規範
SPUS 有用安全考房は、これまでにない独自の活動を展開し、中小企業の競争力向上と設計者の気概の醸成に貢献いたします。
理念 Ideal
ちょっとした工夫で幸運と安心を.
Little DEVISALs ensure Luck & Ease.
戦略 Model
人間中心に基づく続短断長の方策
Precisely Balanced HUMAN-CENTERED Levers
流儀 Style
対等な議論を重ねた納得の手段
Acceptable Steps through EQUAL Discussions
源泉 Cradle
エルスワイ・アーカイヴス
ELSEWHY Archives
何処にもない理由、何も起きていない理由
暗黙知 (Tacit Lore) を注ぎ、未然知 (Sign Trace) を掬う知の泉 (Wisdom Fountain)
原則 Rule
リスクプラクティスとは、
好事例を見える化すること
Risk Practice is visualizing EXEMPLAR
リスクアセスメントとは、
潜在性を見える化すること
Risk Assessment is visualizing POTENTIALITY
リスクリダクションとは、
有効性を見える化すること
Risk Reduction is visualizing VALIDITY
リスクマネジメントとは、
妥当性を見える化すること
Risk Management is visualizing REASONABILITY