実感研修

SPUS 有用安全考房が力を入れている事業の一つ目は、現実に近い状況でリスクアセスメントとリスクリダクションを体験する『実感研修 (Actual Feel Study) 』です。

実際の機械装置は複雑で規模が大きく、研修の題材として取り扱いが難しいことから、簡単な機構と実機相当の制御から構成される機械装置のモデルを題材にして、潜在性の見える化 (Visualizing Potentiality) と有効性の見える化 (Visualizing Validity) を行います。

潜在性の見える化 → “危険の芽”を発見すること
有効性の見える化 → “安全の形”を実装すること

機械装置のモデルという現実 (Reality) を使いながら、機械の作動と人の動作を仮想 (Virtuality) するところが、他に類のない研修の特徴です。また、研修を通じて 影種 (Still Well)、揺味 (Live Shift)、紀射 (First Glow) を実感し、事象の背後に潜む『何も起きていない理由』に気づく感性を育てます。

“何も起きていない理由”に気づくことは、 危険の前兆を読み解く感性を育てることでもあります。

適切なリスクアセスメントとリスクリダクションにより、安全性の高い機械装置が普及するよう、多くの中小企業に対し実感研修を行います。

ご案内    潜在性の見える化    有効性の見える化    新手法 RA/5Rs

 

 

ご案内

私たち SPUS 有用安全考房の名称の意味は、『Study and Practice of Useful Safety』です。学ぶことと行うことにより、安全性だけでなく、生産性や経済性との三立を目指すことが目的で、座右の銘の『知行合一』を理念としています。

現場ではリスクアセスメントが最も重要です。特に危険性同定では、心の暗黙知を活かしながら、集められた情報から重要なもの見逃さないよう、安全性と未然防止の本質に迫っていきます。このようなことから、多くの皆さまに向けて、本来のリスクアセスメントの姿を伝えたいため、ワークショップ『実感研修 Actual Feel Study』を用意しております。

また、規模が小さく、制御システムをハードウェアで構成された機械を想定し、実際のリレーシーケンス回路を用いて制御機能を学ぶ、機械系設計者向けの『実感研修 Actual Feel Study』も用意しております。

初めての方も、さらにレベルアップしたい方も、SPUS 有用安全考房のワークショップの場で、リスクアセスメントを究めていただきたいです。いつでも、喜んでお手伝いをさせていただきます。

 

    RA インストラクター
   夢見凪 (Yumemi Nagi)

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潜在性の見える化

SPUS 有用安全考房の専門資格者が、ミニチュアのモデル機械を用いて、全体を『俯瞰』できる状況を設営し、潜在性の見える化 (Visualizing Potentiality) の研修を行います。リスクアセスメントは潜在している危険性と危険状態が出発点になっていることを実習を通じて体得し、あるべき評価を追求できる能力を育みます。

使用制限設定

使用される状況や環境などの条件に合わせて、リスクアセスメントで必要な使用制限を設定します。

危険性同定

潜在する危険源と特定の条件で発生する危険状態に起因する危険事象までの経過を、危険性同定として設定します。

危害想定

危険源の危険性や有害性と危険状態の出現状態から、危険事象ごとに危害を想定します。

 

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有効性の見える化

SPUS 有用安全考房の専門資格者が、実機相応の装置を用いて、機器や接続などに手を加えられる状況を設営し、有効性の見える化 (Visualizing Validity) の研修を行います。リスクリダクションは時間に依存する安全機能であることから、組み合わせられる構成品や制御仕様に大きく影響されることを実習を通じて体得し、あるべき機能を追求できる能力を育みます。

安全機能設計

高いリスクに繋がる危険源と危険状態に対し、自然法則や安全論理に基づく安全機能を設計します。

安全構造設計

安全機能を実現するための機械的な構造を部品まで落とし込み、実装する構成品を設計します。

安全回路設計

安全機能を実現するための 制御機能を協奏モードで設定し、実装する電気回路を設計します。

 

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新手法 RA/5Rs

リスクアセスメント新手法 RA/5Rs

リスクアセスメント新手法 RA/5Rs は、『静かな知』『揺れる知』『立ち上がる知』を扱うための手法です。その起点には、現場に静かに沈んでいる『影種 (Still Well) 』が存在します。影種は、経験や環境の奥に潜む『静かな潜みの知』であり、判断の源泉となる土壌です。

影種が刺激を受けて動き出すと、『揺味 (Live Shift)』 が現れます。揺味は、知が揺れながら形を探る段階で、曖昧さや揺らぎを含んだ“生きた変化”です。この揺れの中から、ふと立ち上がるのが『紀射 (First Glow) 』 — 判断へ向かう『初光の気づき』です。

従来のリスクアセスメントは、影種を『虚構』、揺味を『誤差』、紀射を『例外』として排除しがちでしたが、RA/5Rs はこれらを判断の前提として扱います。潜みと揺れを丁寧に扱うことで、判断の純度が高まり、未然知が強化され、事故や災害の予防につながります。

RA/5Rs は、知の生成プロセスを5つの段階で体系化しています。

知の生成プロセス5段階 (5Rs)

段階 目的 作業 能力 記録
Retrieve 影種
捕捉化
危険源
同定
洞察性 メモ
Reveal 揺味
可視化
危険状態
同定
俯瞰性 カード
Render 紀射
構造化
危険事象
同定
推理性 シート
Report 知系
物語化
危害
想定
潜在性 ブック
Review 納得
象徴化
危険度
判定
妥当性 ラベル


RA/5Rs
読み:アール・エー・ザ・ファイヴ・アールズ
英文:Risk Assessment the Five Rs
  (Retrieve, Reveal, Render, Report, Review)

影種の静けさが揺味を生み、
揺味の中から紀射が立ち上がる。
その流れをすくい取り、
みんなの知恵に育てあげる手法。

リスクの定義『目的に対する不確かさの影響 (ISO 31000) 』を機械安全のリスクに適用するため、危険源・危険状態・危険事象に潜んでいる揺れを織り込んだ、危険性同定という新たな指標を提案します。

 

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